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会長挨拶

会長挨拶

一般社団法人福岡県臨床工学技士会 会長 有田誠一郎

拝啓

 会員皆様におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。また、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 令和5年6月の総会および理事会におきまして、福岡県臨床工学技士会第8期(2023年~2025年)会長に任命されました福岡記念病院の有田誠一郎です。宜しくお願い申し上げます。

 コロナ禍の影響で、技士会活動の殆どが対面からWebに置き換わり、運営方法の転換を余儀なくされて早3年であります。国の対策も、2023年5月より感染症分類を2類から5類に引き下げ、コロナ禍前の日常に戻す政策が打ち出されました。しかし、我々医療人にとってはまだまだ気を許せない状況が続いていきそうです。福岡県臨床工学技士会は2023年総会(6月4日)で新しい体制になりました。そこで技士会としての大きな課題を3つ示させて頂きます。

一つ目が「告示研修」です。

 一昨年より臨床工学技士の業務拡大に伴う「告示研修」が始まりました。2027年までに達成率80%を目標に全国で研修がおこなわれています。福岡県の現在までの受講登録率は、全国平均より低い状況に有ります。当会もこの目標を絶対に達成していく意気込みで、日本臨床工学技士会と協力して推進していく所存であります。

二つ目が代議員制の導入です。

 現在、福岡県臨床工学技士会の会員数は1000名に届くところまで大きくなってきており、全国47都道府県中8番目の会員数です。喜ばしい反面、総会開催や技士会運営において色々と問題が出てきているのも事実です。そこで2024年の総会に代議員制導入の定款改定をおこない、福岡県内を4ブロック、福岡県外を1ブロックとし、2025年度第9期の役員選挙から導入していく予定です。代議員数は50名位を考えております。会員の皆様には是非代議員選挙に立候補して頂きたいと思っております。

三つ目が連盟活動の強化です。

 昨年は、参議院議員選挙があり、皆様の応援のおかげで、私どもが応援する自見はなこ先生が医療系候補中トップ当選をいたしました。選挙期間中のご協力本当にありがとうございました。

 タスクシフト・シェアに伴う業務拡大や診療報酬における臨床工学技士の評価などにおいて、昨今の日本臨床工学技士連盟の活動が力になっていることは皆様ご承知のことと存じます。しかし、残念ながら連盟入会率は日臨工会員の僅か1割の状態が続いております。連盟活動の成果で恩恵を受けるのは全ての臨床工学技士ですので、このアンバランスの状態を変えるために、福岡県臨床工学技士会は日本臨床工学技士連盟会費の団体加入(連盟会費の代行徴収)という対策を取り会員皆で支えていくことに致しました。(2023年5月に全会員発送の重要なお知らせ参考)会員の皆様のご理解とご協力を切にお願い申し上げます。

 最後になりますが、我々の活動は会員皆様のご協力なしでは成り立ちません。

 臨床工学技士会は「職能団体」であり、臨床工学技士の地位を維持発展させるために存在しています。会員の皆様には、臨床工学技士の社会的地位向上に繋がる未来のために、更なるご理解とご協力をお願いして、私の挨拶といたします。

敬具


事務局

一般社団法人 福岡県臨床工学技士会 事務局

〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4-5-10 8F (パンダ株式会社内)